
Christine Dell'Amore
for National Geographic News
January 5, 2009
新種のガラパゴスリクイグアナが認定され、研究者は喜びでほおを紅潮させている。
皮膚の色からピンクイグアナと呼ばれており、エクアドル領ガラパゴス諸島の中でもイサベラ島のウォルフ火山にしか生息していない。
かのチャールズ・ダーウィンは1830年代に世界をめぐる航海の途上でガラパゴス諸島に滞在したが、ウォルフ火山を訪れることはなくこのイグアナについても何も述べていない。1986年、国立公園の自然保護レンジャーによって発見され、今日に至ってようやく独立した種であることが認定された。
新種のピンクイグアナについて初めて学術的な調査と記録を行ったのは、イタリアにあるローマ・トル・ヴェルガータ大学(ローマ第二大学)のガブリエル・ジェンティーレ氏が率いる研究チームで、近日発表予定の研究論文において正式な学名が提示される。
「このガラパゴスで、オオトカゲなどの巨型動物類の新種が発見できる可能性がまだ残っているとは驚きだ」とジェンティーレ氏は話す。研究チームは遺伝子分析によって、ピンクイグアナがおよそ500万年前にほかのイグアナ種から分岐したことを明らかにした。これまでに発見されたイグアナの中で最も古い種分化だという。
今回の最新研究は、今週発行の「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌に掲載される。
ジェンティーレ氏は「今回の発見は、およそ900万年に及ぶ“進化上の沈黙”に終止符を打つものだ」と話す。なぜなら、リクイグアナとウミイグアナの分岐は1050万年前のことで、その後の900万年間は闇に包まれているからだ。リクイグアナが多数の種に分化したのはつい100万年前のことである。
しかしながら、ピンクイグアナの未来は必ずしもバラ色ではない。ジェンティーレ氏のチームは、ピンクイグアナの個体数が憂慮すべきほど少ないと指摘している。
ジェンティーレ氏は次のように話す。「イサベラ島に持ち込まれたノネコ(野生化したイエネコ)がピンクイグアナの子どもをエサにする可能性もあれば、ヤギが食料をめぐる生存競争のライバルとなることもあり得る。新しく認定された種の調査・保護活動を続けるためには、資金が絶望的に不足している。絶滅する前に最善を尽くさなくては意味がない」。
Photograph by Gabriele Gentile
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009010601&expandピンク色って目立つから不利なんじゃないのかな?
外部と遮断されたガラパゴスだからこそなのかもしれませんね。
これに関連していろいろ気になって、ホワイトタイガーの事を調べてみたんですが、
ホワイトタイガーはアルビノではないんですね。
ホワイトタイガーは白変種(色素の減少により体毛・羽毛・皮膚等が白化した動物の個体)であって、
メラニンに係わる遺伝情報の欠損により白化した個体であるアルビノとは別物だそうな。
アルビノは脈絡膜にメラニンがないため、眼底の赤色が透けて見えるが、
白変種は脈絡膜にメラニンがあり、瞳孔が黒いことで見分けることが可能らしい。
白変種が生まれる理由については、
氷河期と間氷期を繰り返してきた地球環境において、氷河期には保護色となる白変種は、
そもそも生物が生き抜くためには非常に有利な基本的資質であったからだと言われているんだって。
トラって森の中に住んでいるイメージがあったから「保護色?」って思ったけど、
元々北方の寒冷地で誕生したとされ、保護色として体毛が白くなる遺伝子を持っていることは特に驚くべきことではないらしい。
初めてアルビノの人を見た時は驚いたなぁ。
差別とかそういうことじゃなく、純粋にこんな人も居るんだとびっくりした。
アルビノのページ→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~hiro53/albino-top.htm赤ちゃんかわゆい。
ホワイトタイガーはインドで神聖なものとされているけど、
少し考えられ方が違うとこんな悲惨なことにもつながるんですね。
ブルンジ共和国の東部、リュイギで6歳のアルビノ(先天性色素欠乏症) の少女の死体が、頭と四肢を切断された状態で発見された。
この地域ではアルビノの体は薬になるとして呪術医が売りあるいているという。11月16日に殺されたこの少女は、9月以来6人目のアルビノの被害者となった。隣のタンザニアでも何件か同様の事件が起きている。
少女は家族と一緒に家に帰ったところ、武装した集団が家に乱入、両親を縛り上げた上で少女の頭を銃で撃ち抜いたという。
少女は身の危険があるとして地方の行政センターに一家で避難していた50名のうちの1人だった。
ブルンジ・アルビノ協会のKasim Kazungu理事は、隣国タンザニアでアルビノの体が高く取引されていることが伝わるまでは、このような迫害はなかったと語る。
先週タンザニア南西部では、アルビノの妻をコンゴ人の商人に売ろうとした男が逮捕されている。またタンザニア西部ではアルビノの子供を見つけられなかった賊が、母親を山刀で襲うという事件が2件起きている。(BBC NEWS)【吉】
http://tokyo.txt-nifty.com/fukublog/2008/11/post-a3f2.htmlまるで魔女狩りをしていた時代のようだ!
こういう事を聞くと、科学の残した功績というのは大きいんだなと思います。
地球上のみんなに正確な知識があれば、こういうことは起こらないのに。